バイオバンクについて

 「国立国際医療研究センターでは、センター病院と国府台病院でバイオバンク事業を行っています。この事業は、6つの国立高度専門医療研究センター(National Center)で構成するナショナルセンター バイオバンクネットワーク プロジェクト(NCBN)の一部です。

 バイオバンクコーディネーターからの説明を受けて、バイオバンク事業への参加に自由意思により同意をいただいた方から、将来の医学研究に役立てるために、試料(血液など)・問診票・診療情報の一部をご提供いただきます。皆さまにご提供いただいた試料及び情報は、個人情報を保護するために、「匿名化(無関係な記号や番号に置き換える)」などの作業を施した上で、将来の医学研究に役立てるために保管させていただきます。この「ためる」ということから、「バイオバンク」という言葉が生まれました。

 こうしてバイオバンクに集積された試料及び情報は、倫理委員会での審査を受け承認された医学研究のために役立たせていただきます。当センター内の研究だけではなく、大学や研究所、民間企業などと協力して行う研究に対しても提供されます。将来行われる医学研究については、ホームページに掲載する予定です。バイオバンクに集積された多くの試料及び情報を利用した医学研究が、病気の原因解明、新たな治療法、治療薬開発(創薬)に結びつくなど、医学や医療の発展に役立ち、より良い医療が提供できる未来が来ることが期待されています。

 国府台病院では、肝疾患で検体収集をしてきたノウハウを活かして、2014年11月からバイオバンク事業を本格的にスタートさせています。現在のところ、肝疾患・消化器疾患を中心に検体の登録を進めており、順次、対象とする診療科を広げていく予定です。

問い合わせ先:
国立国際医療研究センター国府台病院 バイオバンク室
同 肝炎・免疫研究センター
 考藤 達哉: kantot@hospk.ncgm.go.jp
 杉山 真也: m.sugiyama@hospk.ncgm.go.jp

詳しくはこちら
 http://biobank.ncgm.go.jp/
 http://www.ncbiobank.org/outline.html


国立国際医療研究センター
肝炎・免疫研究センター
肝疾患研究部

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