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病院長挨拶
更新日:令和6年4月
国立国際医療研究センター国府台病院 病院長 青柳 信嘉(Nobuyoshi Aoyanagi)
国府台病院は明治初期の教導団兵学寮病室に礎石の端を発し、何度かの変遷を経て平成20年4月に国立国際医療センターに組織編入されました。その後の法改正に伴い平成27年4月から国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院と名称変更し、今日に至っております。国立国際医療研究センター(NCGM)は本邦に6つある国立高度専門医療研究センターの1つであり、国立研究開発法人として最大限の研究開発成果の達成というミッションを課せられております。私ども国府台病院はNCGMに所属する総合診療機能を有する病院の1つとして、通常の診療と同時にこのミッションの遂行も求められています。当院の敷地内には肝炎・免疫研究センターが併設されており、NCGMの重要な使命の1つである感染症研究の一環としてウイルス性肝炎の研究を行っております。同研究センターは数々の高い研究実績を有しており、ウイルス性肝炎の診療で世界のトップランナーとしての地位を確立しております。そして、その研究成果を臨床の場で最先端の肝炎診療として皆様に還元させていただいております。これは私ども国府台病院の基本方針の1つである診療と研究を統合した医療の実践の好事例であると考えております。
当院は総合病院として36の診療科を標榜し、各診療科が有機的に連携協力してシームレスで質の高い総合診療を提供してまいりました。また、一昨年度には日本医療機能評価機構の病院機能評価:一般病院2の認定を取得いたしました。国立感染症研究所との組織統合が来年度以降に控えておりますが、統合後も現在の病院機能を引き継ぐこととなっております。今後も引き続き地域医療支援病院として病診連携、病病連携のさらなる拡充にも努め、この地域の健康福祉の増進に向けて職員一同が一丸となって取り組んでまいる所存であります。
国府台病院の目指すゴールは、患者さんを中心にしたチーム医療を高い水準で実現することです。すべての診療科において各専門医と病院スタッフが相互に有機的に連携して、患者さんを第一に考えた良質で安全な医療を提供するようこれからも努めてまいりますので、今後とも引き続き皆様方のご支援ならびにご理解のほど何卒宜しくお願い申し上げます。