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脳波・超音波検査について

生理機能検査室では、地域医療連携の一環として以下の検査を実施しています。外来を受診せず検査だけご利用いただくことが可能です。必要な際はご一報ください。

脳波検査

脳波検査装置

(月曜日から金曜日までの午後)

脳波検査では、脳から生じる電位変動を頭皮上の電極から記録します。てんかん、脳腫瘍、脳血管障害などの検査として用いられています。

頭皮に電極を装着してベッドに横になり、軽く眼を閉じて行います。途中でまぶたの上から光をあてたり、眼の開閉、深呼吸をしてもらったりします。痛みはありません。検査時間は電極装着から検査終了まで約1時間程度です。

判読は、当院の経験豊富な精神科医が行っています。

腹部超音波検査

arietta750se.jpg

(月曜日から金曜日までの午前)

当院は、日本超音波医学会認定超音波専門医研修施設であり、検査室には認定超音波検査士が配置されています。使用機器はキャノンメディカルシステムズ社製Aplio500、シーメンス社製ACUSON S3000、富士フィルム社製ARIETTA750SEです。

使用機器は高画質で、当院では肝癌のRFA(ラジオ波焼灼療法)でも使用されています。

腹部超音波検査装置2

ACUSON 3000では、肝臓の硬さを測定することで、肝臓病の進行度を簡単に知ることができ、肝生検に代わる簡便な検査法として確立されつつあります。

腹部超音波検査では主に「肝臓」「胆嚢」「腎臓」「脾臓」「膵臓」の5つの臓器をみます。肝臓では脂肪肝、肝硬変、肝癌など、胆嚢では胆石、ポリープなどを見つけることができます。食事制限をしてから検査を行います。痛みはありません。検査時間は15分程度です。

腹部超音波検査装置3

また、非侵襲的に肝臓の硬さを計測する装置として国内で初めて承認された「フィブロスキャン」が導入され、ACUSON S3000とともに、簡便に肝臓の硬さを評価することができるようになりました。

心臓超音波検査

(月曜日から金曜日までの午前)

心臓超音波検査装置

当院では、フィリップス社製のiE33を使用しています。

心臓超音波検査では、心臓の形や大きさ、心筋の動き、弁の動きや形態、異常血流の有無などをみます。その結果、先天性心疾患、心肥大、弁膜症などの疾患を発見、評価することができます。ベッドに横向きに寝て検査を行います。食事制限はありません。

痛みはありません。検査時間は約30分程度です。

報告書は、臨床検査技師と循環器科医師がディスカッションしながら作成しています。

頸動脈超音波検査

(月曜日午後、水曜日午前・午後、木曜日午前・午後)

心臓超音波検査装置

当院では、フィリップス社製のiE33を使用しています。

頸動脈超音波検査は全身の動脈硬化の程度を表す一つの指標として用いられ、心臓病・高血圧症・糖尿病・脂質異常症・肥満・脳血管障害などの疾患をお持ちの患者さまに有用とされています。

報告書は、当院循環器医師が判読を行います。