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病棟・部門の紹介

外来

HCU(高度治療室)

 令和2年12月より4階南病棟内にHCU(ハイケアユニット)が開設され、病床数4床を有します。診療科を問わず、手術後や呼吸・循環管理を必要とする患者さんなどが入室しています。日々、学習し続ける環境にあり、知識や技術を身につけ、患者さんに質の高いケアを提供しています。HCUには、専門知識を持ったスタッフが揃い、メンバーが協力し合って、様々な看護の視点から患者さんの安全を考え、医師や多職種とともに患者さん・家族が安心して治療が受けられる環境を整えています。

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4階南病棟

 内科・外科の混合病棟で、急性期から終末期までの患者さんが入院しています。令和2年12月より、HCUが4階南病棟内に併設され、HCUから手術後や亜急性期の患者さんを受け入れています。重症な患者さんの看護を実践するために、人工呼吸器等の学習会を行い、急性期看護の知識・技術を学び、安全な看護を実践しています。
 回復期看護にも力を入れ、毎月、脳神経外科の医師、リハビリテーション科との合同の勉強会を開催し、多職種で協力し、早期離床に努め、患者さんに寄り添う看護を行っています。
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4階北病棟

 外科、整形外科等の混合外科病棟です。手術を受ける患者さんの不安に寄り添いながら、術後は早く日常生活に戻れるように患者さんと一緒に考えながら看護を行っています。がん性疼痛看護認定看護師、がん化学療法認定看護師が病棟スタッフとともに、がん患者さんが安心して治療をうけられる環境を整え支援しています。病棟スタッフ、医師、リハビリなど、多職種で連携し、最適な看護は何か、を考えながらあたたかい看護の提供に努めています。
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3階南病棟

 3階南病棟は、スタッフ全員それぞれが助け合い、全ての患者さんに統一した看護が行えるよう、1チーム制で看護を行っています。スタッフの年代は幅広く、全員と話す機会があり、誰でも相談しやすく、風通しの良い明るい病棟です。困った事や悩みを小グループでお互いに相談できるよう「こころのチーム」という体制を作り、職場適応やメンタル面でのフォローをしています。中途採用者や育児休業復帰後など、臨床を離れていたスタッフにも、個々の達成度にあった指導で安全に患者さんと関わることができるようにしています。
 患者さんは消化器内科・肝臓内科・リウマチ科を主科に多くの診療科の他、急性期から終末期まで様々な病態の方が入院します。内視鏡治療やRFA等、幅広い検査や治療に対応できるよう病棟全体で勉強会を行うなどスキルアップを図っています。全ての患者さんに「この病棟に入院してよかった!」と感じて頂けるような、あたたかい看護の提供を目指しています。患者さんやご家族の意向をお聞きしながら、医師、SW、看護師など多職種で協力し合い、退院後もその人らしい生活が送れるよう支援しています。
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3階北病棟

 内科系の混合病棟です。
 内科系では疾患も多岐にわたりますので、患者さん個々の状態に応じた看護を行っています。また高齢者の入院患者さんが多いので、患者さん・ご家族の価値観を尊重しつつ、入院から退院後の生活までを見据えた関わりを多職種で行っています。
 糖尿病科では、診断から薬剤の調整、合併症の予防、生活指導など幅広い治療・看護を行っています。患者さん自身が生活の中に治療を取り入れる事ができることが大切と考えています。そのため患者さんの生活を理解し、持っている力を引き出し、病気をコントロールしながら、患者さん自身が望む生活ができるように支援しています。
 心療内科では摂食障害の患者さんが多く入院しています。摂食障害の患者さんには、身体ケア、精神面へのケアが必要になります。摂食障害について、医療者・患者さんともに先入観や偏見を持つことなく正しく理解し、患者さんがより良い改善方法を自分で考えられるようなサポートを心掛けています。
 そして、チーム医療として、糖尿病患者さんを対象に「糖尿病教室」、心療内科では「ひまわり」を医師、看護師、薬剤師、栄養士、作業療法士、ソーシャルワーカー等多職種共同で開催しています。

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2階南病棟

 精神科スーパー救急病棟として24時間急性期の患者を受け入れています。医療保護や措置など意に沿わない入院の患者さんが精神科治療を受け入れられるよう、早期に信頼関係を築き、退院後の治療継続につなげる看護が必要とされる病棟です。
 また、当院は一般診療科と精神科の総合病院であるため、2階南病棟では、身体合併症を伴う精神疾患患者を多く受け入れているのも特徴です。患者さんが地域で安心して生活できるように、多職種との協働、退院支援カンファレンス、心理教育などをしています。
 日々、患者さんと向き合いながら、スタッフ同士、専門職として承認し合い、多職種も含めたチーム全員でより良い看護、医療の提供に取り組んでいます。
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2階北病棟

 精神科急性期治療病棟では、精神科の患者さんの心身の安全と安楽に務め、セルフケア能力の向上に向けた看護を行っています。
 入院時から、退院後の生活を含めたその人らしい生活に必要な支援が継続するように退院支援をしています。さらに、医師、ソーシャルワーカー、作業療法士、薬剤師、訪問看護、デイケアなど、多職種と協働し支援の輪を大切にしています。
 身体疾患を合併した患者さんにおいても、安心できる環境で、「こころとからだを看る」看護の提供に努めています。
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東3病棟

 児童精神科病棟は、学校(学習)、友人関係、家庭の中でこころとからだの問題を抱え、社会とのつながりに自信を無くした小学生から中学3年生までの児童が、再び人とのつながり、信頼関係を取り戻し、社会復帰するために入院しています。
 併設する院内学級への登校・学習支援、社会性の育成(仲間関係の構築)、生活改善をめざして、医師、臨床心理士、精神保健福祉士、院内学級教諭と連携し、集団活動療法(遠足、キャンプ、納涼会、クリスマス会など)、集団精神療法(グループ活動、ミーティング)を通して、発達段階に応じた成功体験を積み重ね、健やかに成長できるような関わりをしています。進学・退院後の生活を視野に入れ、行政・地域との連携や家族への支援として家族会を毎月開催しています。
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手術室

kango_syuzyutu_01.jpg 手術室看護師は、病棟看護師・診療科医師・麻酔科医師・診療工学技士・診療放射線技師・薬剤師等の多職種の中でチーム力を発揮し安全な手術を提供しています。また、術前訪問を通して、患者さんおよび御家族の気持ちや思いを受け止めて、手術当日の看護に反映させています。あたたかい笑顔で皆さんをお迎えしています。

外来

 外来診療棟には、23の診療科があります。
 1日平均来院患者数は、一般外来約500人、精神科外来約300人です。あわただしい毎日ですが、各診療科で連携し合い、チーム力を発揮し看護を提供しています。
 外来看護師は診療介助の他、看護師の専門能力を活かし看護師が対応する「看護の専門外来」を行っています。患者さんを生活者として全人的にとらえ、療養生活のトータル的なサポートができるように日々関わっております。具体的には、スキンケア・リンパ浮腫ケア・フットケア・リウマチ自己注射指導・自己導尿指導等です。

看護の専門外来はこちらから

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10_image3.jpg 外来看護師は、訪問看護・デイケアも行っています。
 当院の精神科に通院の方が、地域で自分らしく安心した生活が送れるように精神面・身体面双方からの支援を行っています。

精神科訪問看護はこちらから

デイケアはこちらから

地域医療連携室

 地域医療連携室は医師・看護師・ソーシャルワーカー・事務職員で構成されています。
 地域医療連携室の業務は主に2つあります。一つは、地域医療機関・行政機関などとの連携です。地域でのそれぞれの病院が持つ機能をより効果的に発揮し、患者さんの状態に応じて、速やかで適切な治療が行えるように、円滑なネットワークの構築を図っています。
 具体的には、近隣地域の病院・クリニック・在宅医療と連携し、切れ目のない医療提供が可能となるように調整を行っています。また、院内においても、患者さんのスムーズな受け入れを目指し、各科医師・看護師との協働連携体制を築いています。
 地域医療連携室看護師は多職種と連携を図りながら、このネットワークがより良く機能するようなコディネーターの役割を果たしています。
 もう一つの役割は、退院支援です。退院支援においては、病棟看護師や医師・ソーシャルワーカーと連携を図り、入院早期から、退院時の在宅療養生活の課題を予測し、患者・家族が望む形での早期退院ができるように支援しています。
 看護師は、患者が自分の病気を理解し、どのような生活をどこで送りたいかなど患者自身の生き方を理解し、患者が自己決定できるような支援を心がけています。さらに患者の自己決定の実現に向けて「医療上の課題」「生活上の課題」を明確にし社会保険制度や社会資源等を活用できるようマネジメントし、地域へとつなげる役割を担っています。
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治験管理室

治験コーディネーター看護師(CRC:Clinical Research Coordinator)

 治験とは:新薬や新しい医療機器が一般診療で使用されるようになるには国の承認が必要です。そのために「治験」という臨床試験を行って、治験データを収集します。治験データは患者さんとそのご家族、医師、コメディカルスタッフ及び医療事務員などの医療チームの協力によって得ることができます。その実施においては、倫理性・科学性・信頼性が常に求められます。
 治験コーディネーターは治験を円滑に進めるため多方面との調整業務を担っています。具体的には治験実施計画書の内容把握、関連部署との協力体制の構築、患者さん/ご家族への治験補助説明、治験実施計画に沿ったスケジュール調整及び検査、診察の支援、治験期間を通じて患者さんが安全に参加できるための対応、事実経過が誰でも読み取れる記録の作成および作成支援を行います。
 患者さん/ご家族との対応や他部署との調整では、看護師のコミュニケーションスキル、観察力を生かせると実感しています。
 治験は未来のよりよい医療のために実施されます。そのため、必ずしも患者さん自身が治療効果を実感できるわけではありません。患者さんを中心とした治験のために、治験コーディネーターとして患者さんの自己決定の支えとなるような働きかけを心掛けています。
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臨床教員

 臨床教員は、実習部署と国立看護大学校との連携を図り、学生がより良い実習を行えるための支援をしています。国府台病院では2名の臨床教員が、それぞれ基礎看護学分野と精神看護学分野を担当しています。
 学生には、自身の看護経験や看護観を交えつつ、学生が自発的に考えられるよう指導しています。学生が、臨床の現場を想像しやすく、かつ看護の魅力が伝わるように自身の経験をもとに話すことで、学生は目を輝かせながら興味深く聞き、質問を返してくれます。指導した学生が数年経って卒業し、当院に就職した時には何とも言えない感慨深さと達成感があります。
 臨床教員は、自身のスキルアップにもつながり、病院と大学校が勤務地という新鮮さとやりがいのある仕事です。

医療安全管理室

 医療安全管理室では、医療安全管理者、感染管理認定看護師、入院調整担当看護師長、教育担当看護師長が働いています。患者さんと直接関わる部署ではありませんが、縁の下で患者さん、職員をサポートしています。
 医療安全管理者は、安全な医療の提供ため、病院内で起きた医療事故やヒヤリとした事例について、同じことが起こらないための対策に取り組んでいます。感染管理認定看護師は、病院内の感染防止を目的として活動しています。入院調整担当看護師長は、緊急で入院が必要な患者を、病状に応じて入院ベッドの調整を行っています。教育担当看護師長は、看護師が専門職として常に最善のケアを提供できるために必要な知識・技術・態度を育成する研修を企画、実践を行っています。
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