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東日本大震災における国府台病院の支援活動について

平成23年3月11日(金曜日)に発生した東日本大震災における国府台病院の支援活動は次のとおりです。

SCU(広域搬送の救護基地)活動状況

内閣府より東日本大震災に伴う被災者の医療救護目的でSCU(Staging Care Unit)設置の要請があり、重症者の空路搬送での受け入れを目的に羽田空港N地区第二格納庫地区にSCUが立ち上げられました。

を受け、立ち上げの平成23年3月12日(土曜日)から撤収の平成23年3月14日(月曜日)まで医療活動をしました。

福島県への医師派遣福島県(白河市・相馬市)

3 月11日の地震に東北新幹線内で被災した当院の朝日茂樹外来診療部長は、新幹線乗客が収容された白河中央中学校内避難所に救護所開設し医療活動を 開始、その後、白河市から要請を受け、山崩れ家屋倒壊で土砂に生き埋めとなている被災現場等で消防、警察、自衛隊と共に活動した。その後、福島県の要請で 公立相馬総合病院へ入り病院で医療活動、併せて身体障害者療養施設の入所者の県外搬送に携わり3月24日に帰院した。

参考:政策医療振興財団発行「医療の広場 '11-8月号」の記事(PDF:376KB)をお読みできます。

医療チーム(心のケアチーム)の緊急派遣(宮城県石巻市周辺)

国府台病院医療チームは、宮城県の要請を受けて、3月21日から石巻赤十字病院を拠点として石巻市周辺の避難所を巡回する診療活動を実施しています。
同地区の診療活動に際しては、今後も現地とのローテーションが決定次第、継続して派遣する予定です。

第1陣

3月21日(月曜日)から3月27日(日曜日)
精神科医(佐竹直子)、児童精神科医(宇佐美政英)、MSW(長竹教夫)、看護師(北内 力)

第2陣

4月4日(月曜日)から4月10日(日曜日)
精神科医(中島常夫)、児童精神科医(岩垂喜貴)、MSW(山本啓太)、看護師(菅谷智一)

第3陣

4月18日(月曜日)から4月24日(日曜日)
精神科医(安井玲子)児童精神科医(小平雅基) MSW(堀内 亮)看護師(山集美蘭)

第4陣

5月8日(日曜日)から5月14日(土曜日)
精神科医(早川達郎)、児童精神科医(岩垂喜貴)MSW(佃 宏美)、看護師(伊藤宏彰)

第5陣

5月22日(日曜日)から5月28日(土曜日)
精神科医(佐竹直子)、児童精神科医(渡部京太)MSW(長竹教夫)、看護師(北内 力)

6月以降の体制

4名体制での派遣は第5陣までで終了し、6月以降は次の体制で派遣いたします。

日程体制
6月3日(金曜日)から 児童精神科医(齋藤万比古・小平雅基)
6月7日(火曜日)から9日(木曜日) 児童精神科医(岩垂喜貴)・レジデント(田中宏美)
6月15日(水曜日)から17日(金曜日) 精神科医(伊藤寿彦)・MSW(山本啓太)
6月22日(水曜日)から24日(金曜日) 児童精神科医(渡部京太)・レジデント(松田久実)
6月29日(水曜日)から1日(金曜日) 精神科医(中島常夫)・看護師(稲秀治)
7月6日(水曜日)から8日(金曜日) 児童精神科医(小平雅基)・レジデント(牧野和紀)
7月13日(水曜日)から15日(金曜日) 精神科医(早川達郎)・レジデント(吉田衣美)
7月27日(水曜日)から29日(金曜日) 精神科医(佐竹直子)・MSW(長竹教夫)
8月3日(水曜日)から5日(金曜日) 児童精神科医(宇佐美政英)・レジデント(勝見千晶)
8月10日(水曜日)から12日(金曜日) 精神科医(安井玲子)・看護師(名手千晶)
8月17日(水曜日)から19日(金曜日) 児童精神科医(岩垂喜貴)・レジデント(飯島崇乃子)
8月24日(水曜日)から26日(金曜日) 精神科医(佐竹直子)・MSW(堀内亮)
8月31日(水曜日)から2日(金曜日) 児童精神科医(渡部京太)・レジデント(青木桃子)
9月7日(水曜日)から9日(金曜日) 精神科医(中島常夫)・看護師(鎌田満穂)
9月14日(水曜日)から16日(金曜日 児童精神科医(小平雅基)・レジデント(原田真生子)
9月20日(火曜日)から22日(木曜日) 精神科医(早川達郎)・MSW(佃宏美)
9月28日(水曜日)から30日(金曜日) 児童精神科医(宇佐美政英)・レジデント(佐々木祥乃)

石巻市立小中学校教員研修会へ講師派遣

石巻市立小中学校生徒指導担当者研修会並びに災害時における児童生徒の心のケア研修会へ講師を派遣しましす。

  • 講師:国府台病院 精神科部門診療部長 齋藤万比古・児童精神科医師小平雅基
  • 日時:平成23年6月3日(金曜日)午後3時から午後4時30分
  • 場所:石巻市立二俣小学校体育会
  • 対象者:石巻市立小中学校生徒指導主任、養護教諭
  • 参加予定数:約80名

NCGM医療チームへの参加(宮城県東松島市周辺)

国立国際医療センター(NCGM)では、センター病院職員を中心とした医療チームを3月17日より継続的に被災地へ派遣しています。

国府台病院は、当該医療チームへの協力する体制を執っており、下記のとおり活動する予定です。

18次隊

4月14日(木曜日)から4月19日(火曜日) 中里英人 薬剤師

24次隊

4月24日(日曜日)から4月29日(金曜日)桐原陽一 製剤主任

25次隊

4月26日(火曜日)から5月 1日(日曜日) 石川俊男 内科部門診療部長

28次隊

5月2日(月曜日)から5月 7日(土曜日) 田村奈穂 心療内科医師

28次隊

5月2日(月曜日)から5月 7日(土曜日) 高橋省三 副薬剤部長

35次隊

5月14日(土曜日)から5月19日(木曜日) 牧山 稔 試験検査主任

40次隊

5月24日(火曜日)から5月29日(日曜日) 白井 毅 薬剤師

43次隊

6月5日(日曜日)から6月10日(金曜日) 伊東秀幸 調剤主任

45次隊

6月19日(日曜日)から6月24日(金曜日) 神長雅浩 薬務主任

49次隊

7月10日(日曜日)から7月15日(金曜日) 本間洋州 心療内科医師

50次隊

7月19日(水曜日)から7月22日(金曜日) 山下裕美子 心療内科医師

災害に関するマスコミ取材への対応

1.サンデー毎日緊急増刊「東日本大震災2」(毎日新聞社2011年4月23日発行)に国府台病院齋藤万比古診療部長の「子どもの心のケア」に関する記事が登載されました。

2.朝日新聞(2011年5月1日朝刊)に被災地の学校教諭に対する国府台病院岩垂喜貴医師のコメントが登載されました。

3.週刊保健衛生ニュース(社会保険実務研究所2011年5月23日発行第1608号)に、国府台病院佐竹直子医師と宇佐美政英医師の「心のケアチーム〈宮城県石巻市〉」に関する記事が登載されました。

4.産経新聞(2011年5月26日朝刊)に石巻市職員をカウンセリングしている国府台病院チーム早川達郎医師のコメントが登載されました。

5.朝日新聞(2011年6月11日朝刊)の「被災から3ケ月 心の幻滅期」に国府台病院佐竹直子医師のコメントが登載されました。

6.産経新聞(2011年6月21日朝刊)に震災によるストレスや運動不足による「被災太り」に関する石川俊男部長のコメントが登載されました。

7.読売新聞(2011年6月21日夕刊)の「見聞録2011 被災地 心のケア4」に自治体職員に対する心のケアチームの活動記事が登載されました。

8.信濃毎日新聞(2011年6月25日夕刊)の「心のケアに被災者1万4000人、増える子どもの不調」に国府台病院チーム渡部京太郎医師のコメントが登載されました。

岩手県立釜石病院へ医師を派遣

岩手県釜石市にある県立釜石病院から東日本大震災のための診療援助の依頼があり、国府台病院第一内科医師 津田尚法を同病院に長期派遣することとなりました。
現地の医師不足は深刻であり、当院が協力することとなったものです。

派遣期間:平成23年5月16日から平成23年8月5日

派遣の様子を報告した広報誌「国府台」8月号をご覧いただけます。

福島県双相地域へ医師を派遣

福 島県・厚生労働省から依頼を受け、福島県内医療機関の支援について国府台病院精神科が協力することとなりました。東日本大震災及び東京電力福島第一原子力 発電所の事故で福島県相双地域の精神科医療を担う多くの医療機関が多大な被害を受けたことにより、福島県相双地方北部地域においては精神科医療提供体制が 深刻な状況となっています。

現在、精神科で入院が必要となった場合は山道を2時間以上かけて搬送している状況であるため、派遣先病院の病棟の一つを再開するために派遣要請を受け協力することとなったものです。

派遣者及び派遣期間

塚田和美 副院長 平成24年2月3日から平成24年2月8日
早川達郎 医長 平成24年2月8日から平成24年2月13日

派遣先

雲雀ケ丘病院(ひばりがおかびょういん)(外部リンク)
福島県南相馬市原町区上町1-30

東日本大震災に関する研究発表

被災地の睡眠状況を日本睡眠学会で報告

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