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児童精神科レジデント・子どものこころ専門医 研修プログラム

国府台病院・精神科専門医研修プログラム

基幹施設名称

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター国府台病院

連携施設

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院(東京都新宿区)

<国府台病院・児童精神科の特徴>

 国立国際医療研究センター国府台病院は戦後まもなくから児童精神科専門病棟を運営してきた歴史があり、専門病棟を持つ唯一の国立高度医療研究センターです。その治療は同年代の仲間関係を利用しながら、子どもたちの主体性を伸ばし、一人でも多くの子どもが社会に参加していけることを目指した臨床と研究を実践しています。そのために当院の児童精神科病棟は開放病棟として運用しており、家庭に近い環境で生活できるように携帯電話やゲーム機なども利用できる様になっています。また、子どもに関わる様々な職種のスタッフが児童思春期精神医学の考え方や各治療技法を理解し習熟できるよう、医療、教育、福祉に関係する専門家の研修に寄与することも活動目標の一つとしています。

 外来診療は、約50名/日の外来患者の診療に当たっており、年間500名程度の初診患者を診療しています。また、当院の特徴として精神科開放病棟である児童精神科病棟(45床)を持ちます。長期の不登校児に対して社会参加の経験を増やすために、キャンプなどの活動的集団療法があります。また、小児の摂食障害を治療できる施設は少なく、身体的危機による緊急入院に対応するために、小児の摂食障害児の治療も行っています。

 実際に行われている治療は、力動的精神療法、薬物療法、認知行動療法、集団療法、ペアレントトレーニング、集団親ガイダンスであり、各種カンファレンスでの指導や個別のスーパーバイズを受けることができます。

 幾つかの臨床研究も実践されております。精神科専門医・小児科専門医取得後に児童精神科の興味のある分野での臨床研究の立案から論文作成まで可能であり、児童青年精神医学会の認定医を取得に向けた症例を経験することができます。

 なお、当院の児童精神科での研修の場合には、専門病棟で子どものケースのみを担当する特徴があり、児童精神科研修に集中できる特徴があります。豊富な症例と、経験豊かな常勤医たちの指導もあり、多くのレジデントの育成をしてきた実績もあります。そして、同世代の専攻医たちと一緒に働くことも魅力の一つです。

日本児童青年精神医学会の認定医を取得するのに必要な症例を経験することが可能であり、「子どものこころ専門医」の研修も3年間可能なプログラムとなっています。

<専門医研修プログラムの特徴>

1.概要

  • 基幹施設である国立国際医療研究センター国府台病院では、子どもの心の問題に関する診療に関連する指導医がおり、その指導のもとで研修を行う。
  • 基幹施設である国立国際医療研究センター国府台病院を中心に、主として千葉県・東京都の研修施設と連携して研修を行う。
  • 多種多様の心の問題を抱えた子どもと家族への対応を学び、基本的な診療能力を獲得することを目的として、基幹施設である国府台病院での研修を36か月間行う。ただし、いくつかの関連機関にて母子保健や心身症の診療も数ヶ月にわたって週1回の頻度で研修を行う。
  • 診療だけでなく、保健や教育、福祉分野との連携を学び、広い視野をもった専門医を育てるため,他機関との連携を重視した研修を行う。
  • 3年間の研修を通して診療マインドだけでなく、研究マインド、教育マインドを十分に有する医師を育成する。指導する側への教育も充実させる。

2:特徴(その他の関連施設の役割も含める)

  • 関連施設は主に国立国際医療研究センターは国府台病院児童精神科と立国際医療研究センター病院小児科と連携し、それぞれの診療特徴を生かせる環境で研修を行う。研修期間中には医療・療育・福祉の分野で高い専門性を有する協力機関での見学なども検討する。
  • チーム医療の一員として、子どもの心の専門家として貢献できるよう、他科、他職種との連携について研修を行う。
  • 診療だけでなく、保健、教育、福祉関係との連携を重視した研修を行うため、各機関での診療、相談を行っている。すでに指導医・専門医が診療等で連携を行っている施設であり、研修協力も得られる。

3:地域医療への対応

  • 小児科診療、精神科診療のプライマリーケア、地域医療、小児保健、児童福祉などに寄与するよう、年に2回の研究会、月に1回の勉強会、2月に1回の症例検討会等を開催している。
  • 発達センターでの発達相談、教育・福祉機関における不登校・ひきこもり等の問題に関する相談を行い、地域医療に貢献している。

定員

若干 名

選考方法

  • 1次 書類審査
  • 2次 面接審査

応募先

応募必要書類を簡易書留にて郵送して下さい。
また、封筒には、「精神科専門医研修プログラムへの応募」と朱書き記載して下さい。

宛先

〒272-8516 千葉県市川市国府 台1-7-1
国府台病院 管理課庶務係長 宛

問い合わせ先

管理課 庶務係長
TEL:047-372-3501(内線:2330)
FAX:047-372-1858
E-mail:ka0120watanabe@hospk.ncgm.go.jp

応募必要書類

  1. 申込書(当院指定のもの)
  2. 履歴書(当院指定のもの)
  3. 大学卒業証書(写)
  4. 医師免許証(写)
  5. 保険医登録票(写)
  6. 在職証明書(臨床歴を証明するもの。当院指定のもの)
  7. 所属長の推薦状

問合わせ先

国立国際医療研究センター国府台病院

管理課 庶務係長
TEL:047-372-3501
FAX:047-372-1858
E-mail:kouedu@hospk.ncgm.go.jp

注意事項

*医師(専攻医)は当専門研修プログラムへの採用後、研修施設群のいずれかの施設と雇用契約を結ぶこととなります。